インド「デュシャラ」ってどんなお祭り?その意味とは?

カテゴリ「アジア・オセアニア インド
2018.07.07

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インド北部を始めとする

ヒンドゥー文化圏の新年を祝う

最大のお祭りがディワリ。

 

毎年10月下旬から11月上旬に行われます。

 

本題のデュシャラは、そのディワリの

21日前に行われるお祭りです。

 

今回はそんなデュシャラが

どんなお祭りなのか?

その意味も解説していきたいと思います。

デュシャラってどんなお祭り?

デュシャラはインドで最も有名な

叙事詩「ラーマヤナ」

を元に行われています。

 

それはラーマ王が悪人にさらわれた

妻を救い出したことを祝うお祭りです。

ラーマ王は

ラワン、メグナット、クンプカラヌ

という3人の悪人と戦い、

これを退治します。

 

お祭りの当日、

人々は悪者の絵の描かれた紙や木を燃やします。

 

火を燃やすので、

最近では都市部では行われることは

少なくはなりましたが、

地方では今でも盛んにおこなわれています。

 

また、

3人の悪人のハリボテがはりつけにされ、

それに火をつけるといったことを

行う地方もあるそうです。

 

このはりぼてには花火や爆竹が

詰め込まれていて、

火をつけられたハリボテは

大きな音と花火の閃光に包まれ、

観客の興奮をあおります。

デュシャラの意味は?

デュシャラとは

「勝利の10日」という意味で、

ラーマ王が悪者と戦い10日目に勝利した

ことに由来しています。

 

お祭りでは9日間はラーマヤナの劇が上演され、

最終日に盛大にフィナーレを迎えます。

 

インドでは、悪者を燃やすことは

「善が悪に打ち勝つ」ことを象徴している

と言われます。

 

このお祭りで自分の中に

存在する悪やエゴを燃やし去り、

新しいことを始める区切り

という意味もあるそうです。

 

デュシャラが終わると、

ヒンドゥー教の新年のお祝いの

デュワリがやってきます。

 

こちらは毎年10月から11月、

インド旧暦の第7月の初めの日

(その日は新月)に行われます。

 

この日はヒンドゥー教の

女神ラクシュミーをお祝いします。

 

また、

ジャイナ教の開祖マハーヴィーラが

究極の悟りを開いた日

だともいわれています。

 

インドではこの期間中に

買い物をすると縁起が良いとか、

耐久消費財の需要が伸びるので、

自動車や電気製品の業者にとっては

大忙し時期だそうですよ。
 

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