「ライダイハン」の意味は?その海外の反応とは!?

カテゴリ「アジア・オセアニア ベトナム 韓国
2018.06.28

この記事は約 2 分で読めます。

海外では国の間で様々な問題起こります。

日本にも「従軍慰安婦問題」があります。

 

戦時中、日本兵が

朝鮮人や中国人、韓国人女性などを

慰安婦として扱っていた事で、

日本が謝罪や賠償を求められている件です。

 

そこで今回は韓国とベトナムの問題である

「ライダイハン」という意味と、

その問題の海外の反応をまとめました。

「ライダイハン」の意味は?

戦争が起こると現地に

たくさんの兵士が派遣されます。

派遣された兵士と現地女性の間に

子供が生まれる事は珍しくはありません。

 

ベトナム戦争の際にも、

韓国人兵士とベトナム人女性の間にも

多くの子供が生まれました。

 

ライダイハンの意味は

ライ=ベトナム語で「混血」

ダイハン=のトナム読みで「大韓」

 

つまり、

韓国とベトナムの混血児の事を

ライダイハンと呼びます。

しかし、公式な文書には

この名称が使われる事はほぼありません。

 

ベトナムではライダイハンの事を

「差別用語」として認識されているからです。

「ライダイハン」はなぜ差別用語?

1973年1月にパリ協定が結ばれ、

韓国人兵士は現地からの撤退を

余技なくされました。

 

それに加えてベトナム共和国政府の崩壊。

 

多くの子供がベトナムに

取り残される形となりました。

 

戦時中、

韓国人兵士や駐在していた企業の会社員と

正式に結婚して生まれた子供、

現地妻として結婚したが終戦後に

置き去りされた妻子などたくさんいます。

 

それはどんな形にであれ、

ライダイハンと呼ばれるのは

「韓国兵の犯罪によって生まれた子供」です。

その数はあまりに多く、

そして自ら名乗り出る人が少なかったこともあり

正確な統計が取れていません。

 

また、犯罪によって生まれた

ライダイハンについては

国際問題として大々的に取り上げられました。

 

では、

そんな問題の海外の反応を見てみましょう。

「ライダイハン」の海外の反応は?

【ベトナム】

被害国ベトナムで行われている

ライダイハンへの大きな反応としては

「差別」があります。

 

半分韓国の血が混ざっているライダイハンは、

純血のベトナム人からすれば

憎き相手となるのです。

 

【韓国】

韓国国内では

ライダイハンについて学ぶ機会はなく、

若い世代になるにつれ

「存在自体を知らない」という人が増えています。

 

また、

ライダイハンへの賠償については

「戦時下での事」として何も行っていない状態です。

 

【イギリス】

世界各国の中でライダイハン問題に、

正面から取り組んでいる国と言えばイギリスです。

国内で民間団体

「ライダイハンのための正義」

が設立されています。

 

主だった活動として

「韓国への謝罪の要求」

「ベトナムの韓国大使館前への

ライダイハン像」

の設置があげられます。

 

【アメリカをはじめとした他国】

国全体でライダイハン問題に

取り組んでいる姿勢は特にみられません。

 

加害者・被害者共に自国とは

直接的な関係が無いので、

当然と言えば当然の対応と言えます。

 

しかし、

国際会議等で議題にあがると

議論は行われています。

 

日本の場合でもライダイハンのような

「子供」の存在は全くと言うくらい

耳に入ってきません。

 

今も差別を受けている

多くのライダイハンの存在があることを忘れず、

国際問題に目を向ける人が増えると良いですね。
 

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